国によって異なる「終戦の日」

8月15日は玉音放送の日。翌9月に休戦協定に調印

1ヵ月ほど遅い話題ですが、今年は第二次世界大戦の終結(1945年)から75年目となります。日本では8月15日を「終戦の日」(または「終戦記念日」)としていますが、日本政府がポツダム宣言(日本への降伏要求の最終宣言)の受託を連合国各国に通告したのは前日の昭和20年8月14日のことで、15日は天皇陛下がそのことを玉音(ぎょくおん)放送(「玉音」は天皇の肉声のこと)で全国民に知らせた日となります。ポツダム宣言の履行等を定めた降伏文書(休戦協定)に調印したのは9月2日で、以後、日本は連合国軍の占領下となり、昭和27年4月28日のサンフランシスコ平和条約の発効をもって連合国各国(社会主義国を除く)との戦争状態が正式に終結し、日本の主権(完全な独立)が回復しました(占領下にあった7年間、9月2日は「敗戦記念日」と呼ばれていた)。

連合国側は9月2日を「対日戦勝記念日」と制定

ちなみに、連合国側のアメリカやイギリス、フランス、カナダ、ロシアでは、この9月2日を「対日戦勝記念日」(Victory over Japan Day)に制定しています。先のサンフランシスコ平和条約に参加していない中国と国交が回復したのは1972年(日中共同宣言)のこと。ソ連とは1956年に日ソ共同宣言を交わしていますが、平和条約は未だに結ばれていません。

決して鳴らない「石の鐘」称名寺へ

9月の連休中の旅行で、長野県信濃町にある、「石の鐘」で有名な称名寺(浄土真宗本願寺派)に立ち寄りました。ここの鐘楼には「梵鐘(ぼんしょう)記念 昭和十七年十月」と彫られた大きな石(いわゆる「代替梵鐘」)が吊るされているのです。元々あった梵鐘は戦時中の金属類回収令(昭和16年公布)によって回収(供出)され、大砲の弾丸になったと言われています。なぜ戦後75年経った今でもそのままになっているのか、同寺の僧侶、佐々木五七子さんはこう話します。「いま、世の中は平和ですか? 平和ではありませんね。こうしている間にも、戦車や爆撃による殺し合いで、何の罪もない子供や老人、赤ちゃんまでもが死んでいます。そういう戦争がなくなったら、石の鐘は下げて取り換えましょう」と(信州しなの町観光協会HPより)。ここから世界平和を願うメッセージが発信されているのです。本堂の軒下に小さな梵鐘が吊るされていたのが印象的でした。

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