日本では特別な意味を持つ「8月」

1年を通じて最も多く生死について向き合う時期

2017年6月1日付けの本コラムで「日本の仏教行事『お盆(盂蘭盆会(うらぼんえ))』の語源はイランにあった!?」を紹介しましたが、日本の8月はお盆(旧暦や新暦の7月に行なわれる一部地域を除いて)とそれに関連する風習・行事が目押しです。また、いわゆる「原爆の日」とされる8月6日(広島)と9日(長崎)、その6日後の15日には戦没者を追悼し平和を祈念する「終戦記念日」がありますので、8月はご先祖様や生死について1年の中で最も多く深く考える時期と言えるでしょう。

お盆の始まりはいつ? 最終日はいつまで?

お盆に関連する風習としては、まず「釜蓋朔日(かまぶたついたち)」と言って、地獄の釜の蓋が開く8月1日が一般的にお盆の始まりとされます。また例年7~8月に開催される七夕(旧暦7月7日の晩)は「棚幡(たなばた)」とも表記し、お盆の精霊(しょうりょう)棚とそこに安置する(ばん)(布などで作る祭祀用装飾)を意味します(古事記や日本書紀に語源とされる表記もある)。そして13日夕刻に「迎え火」(ご先祖様を迎え入れる野火)、15日または16日に「送り火」を行ない、16日に最大のクライマックス「盆踊り」となります。ちなみに、盆踊りは地獄での受苦を逃れた亡者たちが喜んで踊る姿とされます(旧暦7月15日は十五夜、翌16日は十六夜(いざよい)で、どちらかが満月〔望月〕となり、晴れていれば夜通し踊れる)。仏教では、地蔵菩薩の縁日とされる24日までがお盆となっています。

35年前には航空史上最悪の犠牲者を出した墜落事故も

8月12日は35年前(1985年)、日本航空のジャンボ機が群馬県上野村の山中(御巣鷹(おすたか)山の尾根)に墜落した日でもあります。この事故により乗客乗員524人のうち520人が犠牲となりました。以後毎年、遺族と関係者による慰霊登山が行なわれていますが、今夏は新型コロナウイルスの影響もあり、登山者の分散を促すため例年より日数を増やして実施されました。しかしコロナ禍で登山を見合わせた方も多く、参加した遺族は過去最少の141人(50家族)でした。死亡者数は520人となっていますが、妊婦さんのお腹にいた胎児を含めると521人となります(単独機の航空事故による死亡者数としては世界最多)。改めて、不帰の人となられた皆様のご冥福をお祈り申し上げます。

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