地域ごとに異なる納骨の慣習

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地域によって骨壺を使わないケースも

日本の和型墓石(石材を縦に積んだ、いわゆる三段墓)の起源は、鎌倉~室町期に中国から伝わった位牌とし、その影響を受けて位牌型の板碑や今日の墓石の形に近い角柱墓が作られるようになったことは、2018年7月19日付けの本コラム「日本のお墓の形はどのように生まれたのでしょうか?」で紹介しました。その和型墓石の構造や細部の意匠に地域差があるように、納骨の慣習も地域によって異なります。石材専門の業界誌『月刊石材』が全国の石材店を対象に行なったアンケート調査によると、火葬後、お骨揚げ(収骨)した遺骨は、一般的には骨壺に納めますが、地域によっては白木の箱に入れたり、骨袋(白衣など)に入れたり、あるいは骨袋に入れてから白木の箱に入れるケースなどもあります。

関東と関西で大きさが異なる骨壺サイズ

骨壺の大きさも地域差があり、全国で一番小さい骨壺を使っていたのが京都市で、サイズ(骨壺胴部の直径)は3寸でした(日本の尺貫法では1寸=約30.303ミリ=約3センチ)。逆に一番大きい骨壺を使っていたのが富山県で、10寸でした(ただし同じ地域で異なる場合もある)。これを納骨の仕方や分量が異なる関東と関西に分けて考えると、原則として遺骨を全て納める関東では7寸前後。体の主要な部分(足・腰・胸・手・喉仏・頭)のみ納める関西では3~5寸が一般的な大きさとなっています。ちなみに骨壺に納めなかった残りの遺骨は、火葬場で引き取り、決められた場所に埋葬されるそうです。

種類によって大きさが異なるペット用骨壺

最近はペット用の供養商品も充実しており、その納骨方法についても、お墓(ペット霊園や合葬墓だけでなく、人と一緒に入れる民間霊園もある)に納骨せず、自宅の居間などに置いて手元供養できる見栄えの良い可愛らしいものが増えています。ペットの種類によって骨壺の大きさも異なり、小鳥やハムスターなどの小動物で2寸、ウサギで3寸、猫やマルチーズなどの小型犬で4寸、柴犬などの中型犬で5寸、ゴールデン・レトリーバーなどの大型犬では6~7寸が目安となるようです。

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