死の恐怖をいかに軽減または克服できるか

日本人の死因で一番多いのは

皆さんは自分がお墓に入った時のことを想像できますか。その時、皆さんは間違いなく死んでいます。自分がどのような理由で、どういう死に方をするのか、その時にならないと分かりませんが、日本人の死因で一番多いのが(がん)や肉腫などの悪性新生物(腫瘍)で27.3%、第2位が虚血性心疾患などの心疾患(心臓病)で15.0%、第3位が老衰で8.8%となり、以下、脳梗塞や脳内出血などの脳血管疾患7.7%、肺炎6.9%、誤嚥(ごえん)性肺炎2.9%、不慮の事故2.8%...などとなっています(厚生労働省「令和元年人口動態統計月報年計〔概数〕の概況」より)。いたずらに不安を(あお)るつもりはありませんが、死に対する恐怖をいかに軽減または克服できるか、それを教えてくれるのが仏教だと言えるでしょう。

仏教が説く4つの真理「四諦」とは

仏教が説く4つの基本的な真理は「四諦(したい)」と呼ばれるもので、迷える現世は一切が苦(苦諦(くたい))で、その原因は煩悩や妄執など(集諦(じったい))があるためで、その執着心を断ち切るには悟りの境地に至ること(滅諦(めったい))が必要で、そのために八正道(はっしょうどう)(涅槃に至るための8つの徳目)を実践しなければならない(道諦(どうたい))としています。よく耳にする「四苦八苦」という言葉は、このうち苦諦に属するもので、四苦は生老病死の4つの苦しみを意味し、まさしく生死の間にある「老」と「病」が上記の死因となっています。つまり、その四苦から逃れ、悟りの境地に達するには、八正道を実践すればよいことになります。

四苦から逃れるために実践すべき「八正道」

八正道は、お釈迦様が説いた中道(対立する2つから距離を置くこと)の具体的な内容とされ、①正見(しょうけん)(仏の智慧や真理を正しく知る)、②正思惟(しょうしゆい)(正しく考え判断する)、③正語(しょうご)(嘘をつかず、誹謗(ひぼう)中傷しない)、④正業(しょうごう)(殺生や窃盗などをしない)、⑤正命(しょうみょう)(道徳に反しない正当な生業(なりわい)で生活を営む)、⑥正精進(善悪ともに過去の教訓を未来に生かす)、⑦正念(四念処(しねんじょ)〔身・受・心・法〕に注意を払い、現状を把握する)、⑧生定(しょうじょう)(集中力を正しく発揮させる)を意味します。私のような俗世間にまみれた凡人には到底実践できないことばかりですが、自分にできる範囲で、せめて他人に迷惑を掛けないよう、日々の迷いや過ちを反省しながら少しずつ精進したいものです。

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