2月15日は「お釈迦様が入滅した」とされる日です

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お寺が行なう「涅槃会」ってどういう行事?

昨年4月4日付けの本コラム「4月8日はお釈迦様の誕生日です」で、「潅仏会(かんぶつえ)」(お釈迦様の誕生を祝う仏教行事)を紹介しました。今回は、お釈迦様の入滅(宗教的悟りを得て亡くなること)についてお話します。一般的なお寺では、お釈迦様が入滅された日として2月15日に「涅槃(ねはん)会」を営みますが、実を言うと、お釈迦様の没年月日は不明(ただし入滅時の年齢は80歳とされる)なのです。アジアの南方諸国に伝わる上座部(小乗)仏教では「ヴァイシャーカ月(インドの暦では第2の月に当たる)の満月の日」を命日と定めていて、それが中国で「2月15日(陰暦)」になったと言われています。そのため、日本では月遅れの3月15日に涅槃会を営むお寺もあるようです。いずれにせよ、仏教ではお釈迦様の遺徳追慕と報恩を行なう大事な日となっています。ちなみに「六曜(ろくよう)」(大安・友引など)の中にある「仏滅」は大凶日とされていますが、これは全てが虚しい「物滅」が、仏の功徳もないという意味に転じて「仏」の字が当てられたもので、もともと仏教とは無関係ということです(六曜の法則によると、旧暦の2月15は必ず「仏滅」になるが、これも偶然によるもの)。

最古の「涅槃図」は高野山金剛峯寺が所蔵

「涅槃図」(仏涅槃図)は、お釈迦様の入滅のようすを描いたもので、仰向きで寝かされたお釈迦様の周りで、菩薩や仏弟子、庶民、動物までが嘆き悲しむようすが描かれています。主として涅槃会の際に懸用したとされており、高野山金剛峯寺の所蔵品が最古の作例として知られています。

日本に2つある「世界一の大仏様」

お釈迦様が横向きで寝ている像を「涅槃像」と言います。その多くが右手を枕とするか、頭を支える姿で、頭は北向き、顔は西向きです。これが後に「北枕」の由縁となりました。よく見ると、目を閉じているものと開けているものがあり、閉じているのがすでに入滅された姿で、開けているのは最後の説法をしている姿とされます。また足の裏には、宇宙観を表す文様などが描かれています。南蔵院(福岡県篠栗(ささぐり)町)にある釈迦涅槃像は、全長41m、高さ11mあり、ブロンズ製では「世界最大の涅槃仏」となっています(ブロンズ製の立像では、全長120mの茨城の牛久大仏が世界一となる)。ぜひ本物をご覧下さい。

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